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SGHの記事一覧

9/3 NY国連研修2016年度研修生が2回目の”クッキーセール” を行いました。

Category : SGH

  9月3日(日)に本校で行われた学校バザー「友愛セール」にて、SGH ニューヨーク国連研修に参加した2016年度研修生が、2回目の ”クッキーセール” を行いました。これは彼女たちのアクションプランの一つであり、「難民の子どもたちを助けたい!」という強い気持ちによるもので、1回目は本校の学校祭「ソフィア祭」での実施でした。(詳しくはこちらをご覧ください。)
  今回はほとんどのお客様が足を運ぶ体育館にてクッキーの販売ができるよう、母の会会長にお願いをし、場所を割り当てていただきました。前日に学校の調理室で、全員が力を合わせ焼き上げた300枚以上のクッキーに、飾りとメッセージを添えて袋詰めをし、販売しました。
  その結果、クッキーは販売後3時間程で完売し、募金と合わせて 計40,711円の支援金を集めることができました。生徒全員が本当に心を込めて取り組んだからこそ、その喜びは格別でした。「ソフィア祭」で集まった40,000円と合わせ、計80,711円を、生徒自らで話し合い募金先に決めた UNICEFの「シリア緊急募金」に募金させていただきます。この度は、たくさんの方々にご協力をいただき、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。
  また、今回の取り組みをお聞きになった北海道新聞の方が、この ”クッキーセール” の取材のために来校され、生徒たちにインタビューをしていただき、この記事は、9月5日(火)の北海道新聞「地域の話題」(札幌)の箇所に掲載されました。「多くの人に世界の難民の現状を伝え、少しでも多くの人が問題意識を持ち、行動を起こすことができますように。」という彼女たちの願いが叶うことを期待します。

8/31 SGH美瑛研修

Category : SGH

8月31日(木) 北海道上川郡美瑛町
高校1年生6名は、4月から探究を重ねてきた美瑛町を訪問しました。
美瑛町は農業と観光業をメインに町の活性化を図っている場所です。
「丘のまち 美瑛」という言葉の通り、なだらかな丘陵地帯に、パッチワーク状の
畑が広がり、いよいよ初秋を迎えた高い空とあいまって、とても美しい風景に
酔いしれました。

故前田真三氏の拓真館では、風景の美しさを写真という形で味わいました。
その後、青い池を訪問しました。昨年は台風の影響で訪問が叶わなかったところです。
神秘的な青がとても美しかったです。
途中、韓国からの観光客からも話しかけられ、またすれ違う人たちの言語が多種多様でした。
この地が観光地として、世界から人が訪れているのだと実感しました。
その後、観光協会の方の計らいにより、新しく建設された十勝岳防災シェルターを訪問しました。
十勝岳が噴火した場合の避難場所として、救出を待つ滞在場所としての
機能を備えているそうです。

昼食はご当地メニューの「美瑛カレーうどん」をおいしくいただきました。
地産地消に少しでも貢献したいとメニューを決めています。
私たちが食べたうどんは、ちょうどポスター1枚分の広さの小麦を消費したことに
なるのだそうです。

午後は、町役場に移動し、美瑛町の農業や観光、美しい村連合についてのお話を伺いました。
事前に探究学習として調査し、まとめてきたことから、それぞれが聞いてみたいことをもって臨みました。
係の方々の、美瑛町への思いやお仕事の様子について垣間見ることができました。
また、美瑛町の観光のこれからについて、高校生としての意見に耳を傾けてくださいました。
双方向の交流ができたことが何よりうれしい時間となりました。
これから、美瑛町で得たことや調べてきたことをもとに、「人との共生」の在り方について
考えていくことになります。

美瑛町の多くの方々に支えられて、無事に研修を終えることができました。
生徒たちに、現地でしか得られないことや味わえないことを分かち合っていただきました。
改めて美瑛町の方々に、心より感謝申し上げます。

0823 高校1年生グローバルイシューズ SDGsについてのスピーチ発表会

Category : SGH

高校1年生のグローバルイシューズの授業で、SDGs「持続可能な開発のためのグローバル目標」17のうちから1つを選び、その概略と高校生としてどのような行動ができるのか、というテーマを調査し、考えをまとめて発表しあいました。生徒たちは中学生の頃からMDGsについての英語劇を経験していましたが、高校生になり新たな課題を見出し自分なりの考えを深めていました。

8月23日(水)環境科学ミーティング「若者の主体性を引き出して、地域課題に取り組む」

Category : SGH

今年度5回目の課題研究ミーティングとして、NPO法人ezorock代表理事の草野竹史さんを講師にお迎えし、環境科学ミーティングが行われました。
RISING SUN ROCK FESTIVALにおける環境対策活動をはじめとして、「Do It Yourself」をモットーにさまざまな地域課題に取り組んでいらっしゃる草野さんのお話を伺い、当事者意識を持つことや周りの人を巻き込んでいくことの大切さについて知ることができました。
多くの示唆をいただき、自分たちにも出来ることは何だろうかと可能性を考える大変良い機会となりました。

SGH 高1東京研修

Category : SGH

 高校1年生4名は7月24日(月)~26日(水)の2泊3日で東京研修に出かけました。

 初日は、姉妹会でフィリピンの里子ライサ・アスカルちゃんを支援しているチャイルド・ファンド・ジャパンを訪問しました。支援者サービスチームの西村様からは、CCWAの歴史から現在の活動までDVDを交えて講話いただきました。“No one will be left behind”の精神は私たち聖心女子学院の理念にもつながると感じました。

 夕方には、四谷の難民支援協会(JAR)に向かいました。広報部コーディネーター田中様から、「難民を受け入れられる社会を目指して」をモットーにした活動について伺いました。「世の中から偏見はなくならないかもしれないが、それはよくないことだと思う人が一人でも増えるように」という言葉が印象に残りました。

 宿舎に到着したのは21:30、緊張と疲れにより、ぐっすりと眠りにつきました。


          


 二日目、25日(火)は、宿舎で朝食後、難民を助ける会(AAR)に向かいました。トルコでの駐在経験のある本多様より、国際協力、世界の難民問題、AARが行うシリア難民支援に関してお話しいただきました。研修室には本物の地雷が展示されていて、世界の厳しい現実を改めて知りました。

 講話・質疑の後には、AAR広報の発送作業をお手伝いさせていただきました。別フロアで職員の皆様にご紹介いただきながら、昨日、今日と、予想以上に小さなスペースで世界を救う大きな活動が行われていることに驚きました。三つの団体には、生徒の皆様から協力いただいた梅干し弁当募金を寄付し、喜んで受け取っていただきました。


            

 大急ぎで宿舎に戻り昼食をとった後、午後は研修室にてワークショップを行いました。この二日間で新たに知ったことや気づいたこと、これからの課題などを共有し、報告会の準備・分担、入国管理局での質問確認などをするうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。
 夕食後は、この春に卒業した大学1年生が、大事な試験の合間を縫って宿舎を訪ねてくれました。
まずは高校生が今回の研修について報告した後、大学生からの助言を受け、進学に関しての質疑等活発に情報交換がなされました。学寮の門限に遅れないように大学生を送り出しながら、SGHの活動が年度を超えて受け継がれていることを感じました。


            

 7/26(水)最終日は、あいにくの雨の中、東京入国管理局に向かいました。審判課補佐官下村様から難民受け入れに関する現状を伺い、本当に必要な支援の在り方について考えさせられました。下村様と総括審査官木村様に外国人受付窓口、申請、相談窓口など局内を案内いただき、手続きや相談に訪れている外国人の方々の生活の一部を感じることができました。


 羽田から夕刻の便に乗り、千歳空港で保護者の皆様を前に代表生徒が挨拶をし、研修を終了しました。
 蒸し暑い中での3日間は体力的にきつかろうと危惧していましたが、3ヶ月の事前学習を経ての毎日はとても充実していました。探究報告書の作成と10月の報告会に向けてまだまだ作業が続きます。