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卒業研究発表会と最後の卒業週間

Category : 活動の軌跡

1月31日(金)は終日卒業研究発表が行われ、医療、文化、経済、教育、歴史、環境、社会、ジェンダー、SDGs、文学、心理など、多彩な分野にわたってそれぞれが課題探究型の学習の成果を発表しました。自らの問いから発して、課題解決のための方法を提示するまでに研究した成果に感心しました。グローバル・イシューズの授業で、様々なアクションプランを策定して実行した体験が、深みのある研究発表につながっていることを実感しました。

2月3日(月)には「作法」のクラスの後、同窓会「茂仁香会」の歓迎会が行われ、その後、卒業後はその一員となる世界の聖心同窓会(l’Association Mondiale des Anciennes et Anciens du Sacré-Cœur)のバッジを校長先生から頂きました。

2月5日(水)はフランシスコ会の松本巌神父様ご指導のもとに、人生の次の段階に進む「過ぎ越し」の時を迎えた自分を見つめて祈り、今の自分の環境に感謝して、友だちと分かち合い、祈りの日を過ごしました。夕方から寄宿舎の送別会を舎監の先生が企画し、職員室や修道院からも大勢参加して、ゲームや祈り、そして楽しい会食で盛り上がりました。一人ひとりの涙ながらの感謝のスピーチに感動しました。

2月6日(木)午前中は、宗教の発表があり、一人ひとりが自分の受けた聖心の教育を漢字一文字にして発表しました。自分の体験を分かち合いながら、聖心の教育の心を伝える内容に感動しました。午後は姉妹会(生徒会)企画のお別れ会があり、盛り沢山の内容に皆大いに楽しみました。最後には、一人ひとりがシスターズ、先生方に感謝のメッセージを述べるサプライズがあり、先週のサプライズの合唱のプレゼントに続いて、57回生の想いが伝わって来て、感謝の祈りを捧げました。

2月7日(金)は北海道大学名誉教授の小野有五先生の講演をうかがい、2月8日(土)はいよいよ卒業式です。日々、修道院では57回生のための祈りがささげられています。

朝日新聞社主催オーサービジットが行われました。

Category : 活動の軌跡

 朝日新聞社主催オーサービジットの講師として、池上彰さんが来校しました。テーマは「学ぶこと、働くこと、キリスト教のこと」でした。キリスト教の価値観を知っていることが国際社会で生きていくことの助けになることを軸に、言葉を学ぶことや話すこと、教養を持つことや本を読むこと、神様から与えられた命を生きること、宗教や価値観の違いを超えて人に対する尊敬の念を持つことの大切さを、ご自身の経験や訪れた国でのエピソードを交えつつお話してくださいました。また、閉校を前に、「殿(しんがり)」を図らずも務めることになった26名の生徒に、暖かで大きなエールを送ってくださいました。 今日は本校で行われる最終授業日にもあたり、砂に水がしみこんでいくように、柔らかな言葉が私たちの心に届き、勇気づけられた時間となりました。

クリスマス・プラクティスの実りをお届けしました

Category : 活動の軌跡

 2024年度のクリスマス・プラクティスでは、全校生徒、寄宿生、教員有志のご協力により19.1㎏のお米と155枚のカイロが集まりました。クリスマス・ウィッシングのテーマ「クリスマスの輝き Christmas twinkle」 の元、一人ひとりが沈黙を心がけ、主イエスをお迎えする準備をした励行の実りです。

 今回はそれらに加え、暖かな膝掛けや非常時用のサバイバルパン、ライスクッキー、ビスコなどを加え、札幌司教館内で活動する「みなづき会」、難民移住移動者委員会にお届けしました。

 12月25日は、冴えわたる青空の下、生徒有志5名と教員が、ホームレスの方々にお弁当、菓子、下着類にクリスマスカードを添えてお渡ししました。 クリスマスミサを終えたばかりの教会前には多くの方々が集まり、生徒達の声にも自然と力が込もっていたようです。来週には有志で参加したいとの申し出はとても頼もしく、将来への期待を感じました。

 長きにわたり続けてきたこの取り組みは今回で最後となりますが、これからは一人ひとりが違う形で貢献してくれることでしょう。

  例年に増して厳しい寒さの中、皆さまどうぞ健やかに年末年始をお過ごしください。