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活動の軌跡の記事一覧

クリスマス・プラクティス

Category : 活動の軌跡

来週から恒例のクリスマス・プラクティスが始まります。
静けさを創り出し、沈黙のうちに内省し、他者のために祈り、沈黙を守り通すことができたら、ホームレスの方々にお米とカイロをプレゼントするという行動を通して、クリスマスを迎える準備をするものです。
12月2日(木)は中学1年生の宗教の授業で、例年のように高校3年生からプラクティスの意味の説明がありました。
自作のカラフルなパワーポイントを使って、静けさを創り出す意味を丁寧に説明し、ふだん気に留めないで過ごしてしまう環境問題や、社会の中の小さな叫び、他者のことに想いを馳せ、実行することで、セルフコントロールや責任感が身につくことを分かりやすく話してくれました。
また、静けさの中で自分と向き合うこと、お互いへの呼びかけ方などの話も分かりやすく、中学1年生はプラクティスを迎えるのが楽しみになったようです。
最後に、「卒業してもずっと心にかけているので、いつでも相談があったら連絡してください」という言葉が心に響いた感動の授業でした。

中2 醤油絞り体験

Category : 活動の軌跡

中学2年生のグローバル探究の授業では、11月26日に「醤油絞り体験」をしました。福山醸造株式会社より4名の講師の方が来校されました。まず、トモエの歴史や地域による醤油の違いなどをご紹介いただきました。次に、醤油がどのように作られているのか、その製造工程を詳しく教えていただきました。そして、実際にもろみから醤油を絞る体験をしました。自分たちで絞った醤油は、容器に詰めて打栓し、ラベルを貼って仕上げました。最後に4種類の醤油のきき味もさせていただくことができ、とても充実した有意義な時間となりました。日本の伝統的な味覚と北海道の大地に根差した企業の取り組みについて知り、日常の食が多くの人の働きによって支えられていることを再認識することができました。海外の人々の交流の機会にもその経験や知識を活かしていってほしいと思います。

生徒のふりかえりの一部を紹介します。

  •  「こうじ」を作るのにも長い年月をかけて、何工程もかけて醤油が作られているのを知って、1滴1滴がすごい頑張りで作られているのだとわかりました。今回私たちのために貴重なこうじを使わせていただきありがとうございました。自分で絞った醤油は家族で大切にいただいています。このような体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
  • 醤油絞りを体験するなんて思ってもいなかったし、あまり醤油について知ることがなかったのでびっくりすることがたくさんありました。醤油を実際に絞ってみて、最初はすぐにできるし楽ちんだと思っていましたが、私たちの班は失敗してしまって、終わるのが一番遅かったです。4種類の醤油をきき味させていただき、それぞれに味が違いました。地域によってつくる醤油の味が変わること、「白醤油」があるということの2つが一番心に残っています。海外の方と交流する時などには今回の経験を無駄にすることなく醤油についてお話したいと思っています。
  • 醤油をそのままなめてみると、すごくしょっぱかったのですが、家に帰り「卵かけごはん」を食べたら、ものすごくおいしかったです。すごく貴重な体験でした。醤油づくりの大変さを知り、ありがたみを感じることができました。ありがとうございました。
  • 今回、醤油絞りを体験して、今まで醤油の作り方や種類などを考えたこともなかったのですが、あらためて醤油のことを知ることができました。普段は醤油だけを味わうことはないのですが、今回きき味をしてみて醤油そのものがコク深く味わい深いものなのだと気づきました。今回の学習を通して、普段の食事でもとても労力や時間をかけられたものなのだと考えてから口にしたいと思いました。

北海道大学大学院地球環境科学研究院の山中康裕先生のセミナー

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11月29日(月)、北大大学院の山中康裕先生が来校され、高1オンライン国連研修生に対して、研修に臨む前に視野を広げるためのセミナーをしてくださいました。
古代から・狩猟・農耕・工業・情報社会と変わってきた社会のあり方がAI革命を経てどのように変わるのかという「Society 5.0(ソサエティ5.0)」のお話から始まり、科学テクノロジーがつくりだす未来について学び、「そこには本当のウェルビーイング(well-being:幸福・健康)があるか」と考えさせられるお話でした。
この日は、丁度全校生が「SDGs5ジェンダー平等を実現しよう」のために、PANTS DAYとして私服で登校し、チャリティー団体“RED BOX JAPAN”に寄付をするアクションプラン実行の日でした。
SDGs5の具体化に真剣に取り組むスコットランドの女性首相スタージョン氏のスピーチを聞き、ニュージーランドの女性首相の世界最初のウェルビーイングに配慮した国家予算についても学ぶことができました。
そのほか、SDGsと国連食糧システムサミット・COP26・カーボンニュートラルなどについても熱心に教えてくださり、これからの教育に対話が重要であることを改めて感じました。
国連研修の前にこのようなお話を伺うことができたことを感謝します。
山中先生、ありがとうございました。

“届けよう、服のチカラ”プロジェクト 活動終了

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7月7日(水)の課題研究ミーティングでユニクロの方にご講話いただいて以降、有志の生徒が難民支援のために子ども服を集める活動を行ってきました。

最終的には、校内外を問わず呼びかけに賛同してくださった方から本当にたくさんの子ども服を届けていただきました。

どうもありがとうございました。

11月18日(木)聖フィリピ―ン・デュシェーンの祝日

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 聖心会の創立者聖マグダレナ・ソフィアの頼もしい仲間として初期の聖心会を支えた聖フィリピン・デュシェーンは、アメリカ先住民のために働くことを願って、1818年に開拓時代のアメリカにわたり、様々な人種、環境の子どもたちのニーズに合わせて学校をたて、教育を行いました。その中には、当時州法で禁じられていたアフリカ系アメリカ人の奴隷の子どもたちのための学校もありました。念願かなってアメリカ先住民のところに行けたのは72歳で、「祈る婦人」と呼ばれました。  先日の祝日記念朝礼ではシスター新庄から「聖フィリピン・デュシェーンから希望の種をいただいて育てましょう。」というお話がありました。玄関前の記念コーナーには、ニューヨークの聖心姉妹校 Convent of the Sacred Heart 91st から送られた聖フィリピーン・デュシェーンゆかりのSt. Charlesの聖心のブランケットも飾られました。世界の聖心姉妹校と一緒にお祝いして祈った一日でした。