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12月15日(金)クリスマス・ウィッシング

Category : 活動の軌跡

 札幌聖心では昨年、創立60周年の感謝を込めて市内のホールで、クリスマス・ミサを捧げ 、家族やたくさんのお客様と一緒にイエス・キリストのご降誕をお祝いしました。 今年は聖堂に生徒と教職員が集い、「クリスマス・ウィッシング」でお祝いしました。

 昔から世界中の聖心の学校で行われてきたChristmas Wishingは、「いま、ここに」イエス様が来られたという喜びの気持ちを、校内で分かち合う行事です。 今年のウィッシングのテーマは、プラクティスと同じ「Sacred Heart~イエスの燃えるみこころに応えよう」です。イエスの燃えるみこころは、生徒たちが作ったステンドグラスにも刻まれました。

 ウクライナやガザでの戦闘をはじめ、世界に暗闇が拡がる今、高校3年生がろうそくの灯と共に入場する“O Come O Come Emmanuel”(救い主を待ち望む歌)や、全員でキャンドルサービスをしながら「暗闇でつまずくよりひとつの灯を掲げよう」 と歌う、“One Little Candle”の歌詞が心に沁みました。コーラス部の歌う聖母賛歌“Maria Mater Gratiae”からタブロー(聖劇)が始まり、美しい各場面が繰り広げられました。 最後のハレルヤ合唱まで、心を一つにして、傷つき、悲しむ人々、弱い立場に苦しむ人々に寄り添うために来られた平和の君イエス様の誕生を祝って、平和が拡がるように祈る集いとなりました。

 東京から駆け付けられた理事長シスター宇野も感動したとお話しくださいました。先生方のご指導ありがとうございました!

 ※聖堂のステンドグラスは、長崎の大浦天主堂のステンドグラスのデザインがもとになっており、今年度は札幌聖心の校章とクリスマス・ウィッシングのテーマでもある主イエスのみこころの意匠をかたどっています。また、ウクライナ国旗とパレスチナ自治政府の旗の色を左右に配置してつくられました。