学校紹介
School Introduction
校長メッセージ
募集停止のお知らせ
1801年、フランス革命の混乱期に、平和をもたらす女性を育てたいと、創立者マグダレナ・ソフィアとその仲間によって、「魂を育てる」「知性を磨く」「実行力を養う」教育を目指す聖心の学校が生まれ、その教育は現在、世界146の姉妹校に広がっています。
1963年に日本の7番目の姉妹校として誕生した本校は、未来を創る希望を託して、一人ひとりの生徒を神様から送られた大切な宝として迎え、急激に変化する時代にあって、自己肯定感を高め、地球市民として自らのアイデンティティーを確立し、「他者」との違いに橋を架け、他者と共感できる若い世代を育ててまいりました。
しかし残念ながら、2021年10月に学校法人聖心女子学院の理事会・評議員会において、2025 年 3 月末をもって閉校することを前提として、2023年度以降 の入学生から中学校・高等学校ともに募集を停止することを決定いたしました。創立以来、皆様方の温かいご支援をいただき学校運営を行ってまいりましたが、このような決定となりましたことを深くお詫び申し上げます。
閉校に至るまでの期間、私ども教職員は、現在本校に在籍する生徒たちの教育活動にこれまで同様全力を尽くしてまいります。それは、『自ら学び、自ら考え、分かち合って学ぶ、その学びを支えるのが祈りであり、「ふり返りと気づき」と呼ぶ日々の内省であり、一人ひとりに寄り添って内に秘めた力を引き出す教育』の実践です。中でも、本校の特色でもあります、グローバルイシューズプログラム(GI)における、教科横断型授業や持続可能な社会を目指す授業、そして体験学習やICT活用技術の習得を通しての「読解力や分析力」、「対話力や科学的な思考力」、「価値を生み出す感性や力」、「好奇心と探究力」を育てる教育、加えて2015年から取り組んでおります「SDGs持続可能な開発目標」の教育にも変わらず取り組んでまいります。
学校は2025年3月末をもって閉じることとなりますが、私ども教職員はこれからも在籍生徒の教育活動に努力を積み重ね、世界に目を向け未知の領域に進んでいく賢明な女性の育成に努めてまいりますので、今後とも本校の教育活動について温かく見守っていただきますようお願い申し上げます。
札幌聖心女子学院中学校・高等学校
校長 齊藤 隆浩