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活動の軌跡の記事一覧

2/11(金祝)札幌市中体連スキー新人戦大会(アルペン競技)で内海玲依羅さん(中1)が入賞☆彡

Category : 活動の軌跡

 手稲山の山頂からは雄大な石狩平野を一望できる晴れ渡ったサッポロテイネハイランド・・・。この手稲山はかつて、1972年にアジア初の冬季オリンピック会場としてアルペンスキー競技の男女回転・大回転などが開催された道内屈指のスキーリゾートです。まさに今、北京で脚光を浴びるオリンピアンたちに劣らぬ札幌市内外から終結した中学生アルペンスキーヤーが難関コースのポールを見事にクリアしながら、果敢にフィニッシュを目指しました!
 札幌聖心女子学院からは、中学1年生の内海玲依羅さんがエントリー!午前中の1本目は「第40回札幌市中体連スキー新人戦大会」の成績:第5位に入賞し、来年度予定の札幌市中体連選手権(1月)・新人戦(2月)ともに特枠シード権を獲得しました。2本目の新人戦兼:「第44回宮様ジュニア・アルペン競技会」にも挑戦し、全道からの中1~高1生のカテゴリーの中で12位と奮闘しました。
 シーズン中の大会はまだ続きます……。選手たちの大活躍、熱い滑りに乞うご期待!!!

2月10日(木) 2021年度 高1オンライン国連研修 第3日目

Category : 活動の軌跡

オンライン国連研修3日目は、「San Diego大学SDGs教育プロジェクトチーム」のSr. Lynne Lieuxから「聖心の教育とSDGs」についてお話を伺いました。
聖心の教育者として、つねに世界の現実に目を向け、小さなことでも世界をより良く変えるために、世界の現実に身を置くことを大切にされ、ニカラグアでの上下水道設置プロジェクトを初め、生徒とともに活動された経験を話してくださいました。
フロリダでの季節労働者との活動で、いかに社会の底辺の人々が報われない労働をしているかを実感するお話をして下さり、人々にとって平等な世界となるときに戦争はなくなるとのお言葉に深く納得しました。
私たちが、「新しいものが本当に必要か」と考えることが海洋汚染を防ぐというお言葉に深く納得しました。

本校チャプレンSr. 田口保子の「国連ハイレベル・ポリティカル・フォーラムと札幌聖心の教育」は、4年に一度各国が自国のSDGs進捗状況について報告する「ハイレベル・ポリティカル・フォーラム」の共催イベントで、報告した内容について、また、国連における市民社会の役割について理解を深める内容でした。
SDGsだけでなく、その前のMDGs(ミレニアム開発目標)の時から札幌聖心が取り組み支援活動(Advocacy)も、以前から取り組み、イラクを攻撃しないようにアメリカ大統領に訴えたり、難民を受け入れるよう首相に手紙を書いたり、実際にイラク難民を学校に受け入れようとした等、先輩たちの取り組みに感心しました。
「問題の根を見抜く目をもって消極的な平和でなく、積極的な平和を生きる」教育を受けていることに感謝しました。
また、国内の問題にも目を向けて取り組まねばと思いました。

本校46回生の藤原祐希さんは英国のSussex大学・大学院で国際開発学、ジェンダー・暴力・紛争について学ばれ、国連UNHCR駐日事務所インターンを経て、現在「エイズ孤児支援NGO・PLAS」海外事業担当としてウガンダに駐在中です。
気づきや振り返り、お祈り当番のために読む新聞から世界の現実を知った札幌聖心時代、差別や偏見のない環境が自然にあった大学生活、難民の方々に寄り添ったUNHCRでの体験、アフリカで取り残される孤児や貧困家庭の子どもたちが前向きに生きられるように、貧困の連鎖から抜け出せるように、地域社会とともに解決に取り組む現在のミッションについて、そして高校生の今から実践できることなど、質問を受けながらのお話に皆聞き入っていました。

最後に3日間の振り返りを分かち合い、それぞれが気づきと振り返りのうちに、うかがったお話を深めました。

コロナ禍の中、このような研修を可能にしてくださった、講師の方々、シスタ―方、先生方、すべての方々のために感謝をささげました。
この機会をいただいた責任も感じ、アクションプランにつなげていきたいと思います。

2月9日(水) 2021年度 高1オンライン国連研修 第2日目

Category : 活動の軌跡

「教育」について深く考えた1日目に続き、2日目の今日は「平和」について考えさせられました。
1日目同様、実際に現地に足を運び活動した方の言葉は力強いと感じました。

まず、国連日本政府代表部の細川香宣参事官兼防衛駐在官から、国際連合平和維持活動(PKO)についてお話を伺いました。
平和維持、紛争予防、和平の仲介、平和構築と、平和を支える活動の様々な任務について教えていただき、また、戦争を知っている人ほど平和を求めるというお言葉に、戦争について学ばないと平和を守ることができないと感じました。
前もってお送りした本校の資料をよくお読みいただいたことに驚き、平和を創る方はこのようにコミュニケーションを大切にされるのだと実感しました。

The Ribbon International国際代表として本校生徒の原爆投下75周年記念の核廃絶活動を導いてくださり、現在“Manhattan Project for a Nuclear-Free World”の活動に取り組んでいらっしゃる田野純様からは、核兵器や原発など核の恐ろしさを伝えるための活動や核兵器禁止条約(TPNW)促進のための運動について伺いました。
アメリカ先住民の聖地にウラン鉱山があり、人々の健康を害していることなども知りました。
広島・長崎についても、福島についても、過去の出来事ではなく、記憶の中で風化させるとまた同じことが起きる可能性があると考えました。
「人間が人間である限り、戦争はなくなることはないだろうが、神様に限りなく近づくとき、戦いをやめることができます。」とのお言葉に感動しました。

国連UNHCR協会の天沼耕平様と、同北海道支部の山下芳香様のお話は高1全員で伺いました。
シリアは2011年の内戦まで、日本と同じように多くの海外からの観光客を集める平和な土地でしたが、現在1000万人以上の人々が難民生活を送っています。
命がけでヨーロッパにわたり、やがて難民チームの一員としてオリンピックに出場した選手のお話を伺い、日本に住む私たちもいつこの平和が壊れるかわからない、難民の方々は他人事ではないということを学びました。
特に心に残ったことは難民の子供たちは、「大人がいつももっている銃は怖がらないが、医療を受けることがまれなので、注射は怖がる」ということです。
このお話から、紛争地域の生活がどれほど危険で恐ろしいものかをはっきりと想像することができました。

今まで伺ったお話をアクションプランにしっかりと繋げていきたいと思い、一日の振り返りと分かち合いの後で、アクション・プランを皆で考え始めました。

高1GI ディベートの授業(オンライン)

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本日高校1年生のうちの17名は、ディベートの実践を行いました。

今回は「日本は難民認定の基準を緩和すべきである。是か非か。」というテーマでディベートを行いました。4チームに分かれてそれぞれ準備を進め、実践しました。

オンラインでディベートを行うのは初めてでしたが、役割分担がきちんとできており、自宅から立論・質疑応答・反駁・総括を行うことができていました。

初めてのオンラインでのディベートで上手くつながるのか、チームで相談することはできるのかなど心配はつきませんでしたが、生徒たちは機器やアプリなどを上手に活用し、それぞれのチームの力を出し切ってくれたと思います。

 

肯定側・否定側の両方の意見を知ること・考えること、そして伝えることをこの活動を通して少しでも学び、今後の活動にもつなげて欲しいと考えています。

午後はオンライン国連研修組と一緒にUNHCRの職員の方のお話を聞きました。
今後も難民問題について、遠い国の出来事と思わずに、興味を持って学んでいってくれることを期待しています。

2月8日(火) 2021年度 高1オンライン国連研修 第1日目

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半年の事前準備を重ね、また、11月・12月に事前講義として、国連NGO聖心会代表Sr. Sheila Smith のオリエンテーション、北海道大学大学院地球環境科学研究院山中康裕博士の「未来の世界に向けたアクション・プラン」の講話、国連事務局 政務平和構築局の倉持奈央子政務官からの「紛争予防、平和調停」のお話を伺い、いよいよ2月8日(火)、国連研修の第1日目を迎えました。

国連広報局Mr. Felipe Queipo広報政務官から、国連の真の意味は「世界の平和と安全のために志を同じくする人々がともに働くことである」こと、3種類の教育の必要性、本当のコミュニケーションについて等、熱意を込めたインパクトのあるお話をうかがい、平和を目指し、人々の尊厳を取り戻すための国連の働きについて学びました。

国連NGO聖心会代表Sr. Sheila Smith には、それぞれが選んだSDGsのゴールを分かち合い、多様性な関心をもつ一人ひとりが力を合わせることに希望があるとお喜びいただきました。カナダの先住民の教育に携わっておられたシスターの深い思いに、私たちも打たれました。 

インドの女子教育について話してくださった元国連NGO聖心会勤務Sr. Rita Pintoから、想像もつかないインドの女子の状況を伺い、いかに教育が大切かを実感しました。

それぞれの講話のあとに、静かに瞑想し、振り返りの時を持ち、心に響いたことを書き留め、1日の終わりに分かち合いました。
今日は教育の大切さが心に響き、自分たちがどんなに恵まれているかを実感しました。

そしてMr. Felipe Quieipoがおっしゃったように、「知識をもつだけでなく、それを使って誰かのために生かしていくことが、恵まれた教育を受けたものの責任です」という言葉を忘れずにこれからのアクション・プランに生かしていきたいと思いました。