朝日新聞社主催オーサービジットの講師として、池上彰さんが来校しました。テーマは「学ぶこと、働くこと、キリスト教のこと」でした。キリスト教の価値観を知っていることが国際社会で生きていくことの助けになることを軸に、言葉を学ぶことや話すこと、教養を持つことや本を読むこと、神様から与えられた命を生きること、宗教や価値観の違いを超えて人に対する尊敬の念を持つことの大切さを、ご自身の経験や訪れた国でのエピソードを交えつつお話してくださいました。また、閉校を前に、「殿(しんがり)」を図らずも務めることになった26名の生徒に、暖かで大きなエールを送ってくださいました。 今日は本校で行われる最終授業日にもあたり、砂に水がしみこんでいくように、柔らかな言葉が私たちの心に届き、勇気づけられた時間となりました。
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クリスマス・プラクティスの実りをお届けしました
2024年度のクリスマス・プラクティスでは、全校生徒、寄宿生、教員有志のご協力により19.1㎏のお米と155枚のカイロが集まりました。クリスマス・ウィッシングのテーマ「クリスマスの輝き Christmas twinkle」 の元、一人ひとりが沈黙を心がけ、主イエスをお迎えする準備をした励行の実りです。
今回はそれらに加え、暖かな膝掛けや非常時用のサバイバルパン、ライスクッキー、ビスコなどを加え、札幌司教館内で活動する「みなづき会」、難民移住移動者委員会にお届けしました。
12月25日は、冴えわたる青空の下、生徒有志5名と教員が、ホームレスの方々にお弁当、菓子、下着類にクリスマスカードを添えてお渡ししました。 クリスマスミサを終えたばかりの教会前には多くの方々が集まり、生徒達の声にも自然と力が込もっていたようです。来週には有志で参加したいとの申し出はとても頼もしく、将来への期待を感じました。
長きにわたり続けてきたこの取り組みは今回で最後となりますが、これからは一人ひとりが違う形で貢献してくれることでしょう。
例年に増して厳しい寒さの中、皆さまどうぞ健やかに年末年始をお過ごしください。
12月13日(金)最後のクリスマス・ウィッシング
最後の短期交換留学生
最後のクリスマス・プラクティス
様々な国、地域での分断、戦闘が拡がっています。限りある 地球資源も私たちが自分の欲や便利さを求めてばかりいる 生活の中で、どんどん失われていきます。自分のふり返りと気づきのため、そして他者のために行動するために、セルフコントロールを心がけることが求められています。
聖心の教育の伝統であるクリスマスプラクティスが始まりました。9日間の間、静けさを創り出して、他者への行動に変えるために、沈黙を守り通すことが出来ると、ホームレス の方々 に差し上げるお米やカイロを持ち寄ることができます。
同時に始まったクリスマス・ウィッシングの練習では、美しい歌声が響き、校内はいよいよクリスマス一色になります。