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SGHの記事一覧

ニューヨーク研修第5日目

Category : SGH

朝は、諸宗教の対話のために世界の主な宗教のシンボルを集めたChurch Centerの聖堂で祈りを捧げた後、Japan Societyを訪問しました。教育事業担当の長澤裕美子氏とMs. Pauline Noyes から、アメリカで日本の文化や習慣を広める目的で1907年に設立されたこの組織の現在の取り組みを教育部の活動を中心にお話を伺いました。中でも毎年3月に行われているJunior Fellows Leadership Plogram は、環境や貧困、移民、日米のアジアにおける役割などをテーマに調査、研究、プレゼンテーションを行うもので、札幌聖心での学習が生かされる興味深い企画だと感じました。

次は、国連パスポートを得て国連本部へ。ハマーショルド記念黙想室で祈り、振り返りをした後、カフェで昼食、そして国連ツアーの始まりです。国際的に重要な多くの議題が取り上げられている舞台を目の前にしながら、桁違いに大量の軍事費を持つ大国の問題点を改めて意識しました。

その後は聖心会の国連NGOオフィスでシスター方への感謝の集いをし、Sr.HoeffelのGolden Jubilee 金祝をお祝いしました。イザヤの預言を暗唱し、One Little Candleを歌い、シスターには「何よりも嬉しいひとときだ」と喜んでいただきました。

宿舎に戻ってからは、いよいよ札幌の日本語ディベート組とのface timeです。約1週間ぶりに見る仲間たちの懐かしい顔に歓声を上げながら、これまでの研修報告や移民や政治体制に関する質問などが次々と交わされました。先生方や皆のお祈りに支えられていることに感謝の意を示し、45分間の交流を終えました。

ニューヨーク研修第4日目

Category : SGH

それぞれに過ごしたホームステイから戻り、朝7:45には全員が姉妹校のNY聖心の聖堂に揃いました。
お世話になった感謝の思いを込めて「ふるさと」を歌い、91st校の先生方に「ここはあなた方の第二のふるさとです。」と言っていただき、ホストシスターと名残を惜しみながらお別れしました。

聖アグネス教会で祈りを捧げた後に向かった国連広報局では、Mr.Felipe Queipoから広報の役割についてお話しいただきました。広報によって人々を力づけ、すべての人に尊厳があることを伝えるのが使命だというFelipe氏の情熱的なお話に、皆大きくうなづいていました。

国連NGOオフィスでのSr.Smith、Sr.山本とのセッションの後は、国連日本大使館内の日本政府代表部を訪問しました。岸守一参事官の講話を伺い、日本の国連外交、平和を訴えるプロジェクト、緒方貞子氏との出会いによって目覚めた難民支援などについて、深い内容に感じ入りながら、皆、身を乗り出して耳を傾けました。何をどのように伝えるのか、大切なことは目に見えない、受け取る相手への想像力をもって発信する大切さ、参加型発信で共感を呼ぶことなど、新たな気づきをいただき、多くの質問が寄せられていました。

また、昨年秋から同部署で勤務の本校33回生、新目久美子さんからもお話を伺うことが出来ました。世界とのつながりを持ち始め、これからの生き方を考えつつある今、身近な先輩の活躍はまぶしく感じられました。

帰途は聖家族教会で祈りを捧げ、宿舎に向かいました。
夕食後は、振り返りと分かち合い、翌日に迫ったフェイスタイムに向けて、遅くまで準備が続きました。

ニューヨーク研修第3日目

Category : SGH

今日は、ニューヨークの姉妹校 Convent of the Sacred Heart 91st Streetを訪問しました。先生方やホストシスターに温かく迎えていただき、カフェテリアで朝食をとった後、早速ABCファウンデーションにボランティアに出かけました。貧しい地域で暮らす子どもたちに教育の機会をもたらす施設で、同世代のNY聖心生と何とかコミュニケーションをとりながら活動することが出来ました。
午後は学校に戻り、ホストシスターと授業に参加し、また学校中を丁寧に案内していただきました。長い歴史と伝統のある校舎に感嘆の声をあげながら、姉妹校としての共通点も感じ、うれしく有意義な時を過ごしました。

この後はいよいよホームステイです。明日の朝までの短い時間ですが、濃密な交流ができることを期待しています。

ニューヨーク研修第2日目

Category : SGH

誕生日のお祝いの朝食で 幕を開けた国連研修初日は、国連NGO RSJ at UN代表のSr.Sheria Smithと インターンのSr. 山本千尋による、「国連における聖心の活動紹介」から始まりました。普段身近な存在である聖心会の教育の使命と国連の世界をより良くするための使命が重なることを改めて知り、国連研修の意味がより深く理解できました。

その後、聖心女子大学の卒業生で、国連事務局アジア太平洋部勤務の倉持奈央子氏の「予防外交」の講話をうかがい、国レベルの平和を守る努力も人と人との間の平和も同じように、対話が大事だとわかりました。また「 共生」を意識した学生時代から今に至る学びの日々に ついて分かち合って頂き、未来を考えるきっかけになりました。

午後に講話して下さったUNHCR職員の Ms. Dana Sleiman の、詳細なデータと現地での体験に裏付けられたお話に、難民問題が遠いものではなく、私たちの問題であることを実感しました。ロヒンギャ難民の問題を始め、日本の難民受け入れに関して等次々と質問させて頂き、今まで日本の側からの考えしか聞く機会のなかった私たちには、新たな気づきをいただいた貴重な時でした。
その後世界人権宣言のビデオ作りをし、振り返りと分かち合いの後、聖パトリック大聖堂で祈りを捧げ、すっかり暗くなった中を宿舎に戻りました。

ニューヨーク研修第1日目

Category : SGH

いよいよNY国連研修が始まりました。11時に千歳空港に集合後、見送りに来てくださった阿部校長先生、倉先生、保護者の皆様へのご挨拶を通し、この1週間の学びを約束しました。
NYのニューアーク空港には予定より早く到着し、バスの車窓からは思いがけないマンハッタンの夕日を楽しむことが出来ました。
これから毎日お世話になるSr.グエンホッフェルの包容力にほっと胸をなでおろすとともに、体調不良で残念ながら参加を断念した仲間の分までそれぞれがベストを尽くすことを誓った1日目でした。