12月6日 恒例の高校3年生による中学1年生へのクリスマス・プラクティスの説明が宗教の授業で行われました。プラクティスは、皆で一緒に良いことをして、集団としても個としても成長してクリスマスを迎えるために、聖心では昔から行われていました。 (辻邦生著「詩への旅詩からの旅」の「基督降誕祭前夜」では昔のフランスの聖心のクリスマス・プラクティスについて書かれています。) 皆で心を合わせて静けさを創り出し、自分への気づき、他者への気づきを大切に、沈黙が守れたらホームレスの方々へのお米とカイロを集めます。 中学1年生は、プラクティスの意味・静けさの意味を、対話しながら説明する上級生の見事な授業を熱心に受けていました。
新着情報
第8回課題研究ミーティング
12月4日(水)右代啓視先生のご講演
今年度第8回課題研究ミーティング(人間関係)は 北海道博物館から研究部長右代啓視先生をお迎えして、「北海道の人類活動史からみたアイヌ文化」についてとても興味深いお話を伺いました。 先生は、3万数千年前の旧石器文化から始まって、北海道の人類活動史という観点からアイヌ文化を考えるよう導いて下さいました。それは同時に未来についても考えることであると気付きました。明快に、そして楽しく、生徒に問いかけ、答えを引き出しつつ、教えて下さり、あっというまに時間になってしまいました。お話が終わった後も、色々質問して、学びを深めた生徒達もいました。 右代先生のご長男は、オリンピックや世界選手権大会で活躍される日本を代表する陸上十種競技の右代啓祐選手です。東京オリンピックでも活躍されるよう応援したいと思います。
中村 哲先生を悼む
12月5日(木)追悼 中村哲先生 4日、パキスタンとアフガニスタンで30数年間人道支援に取り組んでおられた「ペシャワール会」現地代表で医師の中村哲先生が襲撃により、逝去されたとの報に言葉もありません。 本校40周年記念講演においで下さった時、親しくお話して、「聖人とはこのような方のことだ」と強く感じたことが忘れられません。 揮毫して下さった色紙の「誰も行かねば行く。誰もやらねばする。」という言葉は、アメリカで最初の女子大Mount Holyoke College(当時はキリスト教女性宣教師育成の神学校)を創立したMary Lyon女史の"Go where no one else will go, do what no one else will do"(「誰も行かないところに行きなさい。だれもやらないことをなさい。」)にちなんだお言葉です。 中村哲先生の深い想いが伝わる色紙を眺めながら、その献身のご一生を想います。 修道院では、本日、夕のミサを先生のため、またご遺族とペシャワール会の方々、先生が命を懸けられた現地の方々のためにおささげします。
聖心通信 第9号
2019年度 聖心通信 第9号を発行しました。
どうぞご覧ください。
11/29(金)中学2年生「体育」の授業で「弓道」を体験しました。
雪が散らつく気温の低い午前中、新しく完成した「北ガスアリーナ札幌46」の弓道場は静寂で張り詰めた雰囲気…礼節を重んじ、日本の伝統的な武道「弓道」の基礎を体感しました。正しい姿勢から心を無にして一本の弓矢に集中…放たれた弓矢は的を大きく外れても精神の修練にとてもプラスになったことと思います。