中学3年生は、9月24日に北海道開拓の村、北海道博物館を訪問しました。 アイヌ文化や歴史の授業で学んだことをを深められた一日となりました。 「アイヌ文化である歌や踊りをもっと調べてみたいと思いました。」「昔の生活用品について使い方や歴史などをより知りたいと思いました」など、興味関心がある分野を今後調べてみたいという感想が多くよせられました。
午前中のみの限られた時間でしたが、晴天の中見学することができ、良い時間となりました。
中学2年のグローバル探究の授業では、10月1日に浄国寺を訪問し、写経と座禅の体験をしました。まず、ご住職から仏教の教えについてお話を伺い、写経を体験しました。そして、座禅についてのご説明の後、座禅堂を見学させていただき、本堂にて実際に椅子座禅を体験しました。
忙しい毎日の中でも心静かに過ごす時を持ち、感謝することの大切さにあらためて気づく時となりました。
生徒のふりかえりの一部を紹介します。
「今まではお寺に行ってお話を伺うことはなかったけれど、この体験を通して、日常生活での平常心や心のゆとりが優しさにつながることが分かり、つらいことがあってもこのことを忘れなければ、また努力することができると感じました。座禅の体験で、息を整え、半眼で考えを留めないことをしてみると、自分の心と寄り添っている感じがして心がスッキリしました。今の生活は毎日が忙しくて自分を見つめる時間が少ししかないけれど、座禅だったらどこでもできるので、ちょっとした時間に自分の心をリラックスできたらと思いました。」
「写経体験では、舎利礼文を書いて、意味はあまりわからなかったけれど、「舎利」はお釈迦様のお骨のことで、寿司のシャリも白いことからそう呼ばれるようになったことを知って楽しかったです。座禅はつらいものではなく、心の安らぎができるものだと教わってから体験すると、確かに静寂の中で心を落ち着けることができてすごく新鮮でした。このような機会があればまた体験したいと思いました。」
「私はすべてのものはつながっているということを学びました。『人は1人では生きていけない』という言葉を伺った時、私はたくさんの人に支えられているのだなと思いました。家族やお友達などなど、たくさんの人に感謝しなければいけないと思いました。これから生きていく上でもっと多くの人と関わると思います。お世話になった人はもちろん少ししかかかわったことのない人に対しても感謝したいと思います。キリスト教のことだけではなく、仏教やヒンドゥー教など色々な宗教のことを学び、知識を深めていきたいです。」
9月26日(土)、昨年度の秋から冬にかけて行われた海外姉妹校短期交換留学と研修の報告会が行われました。体育館では密集を避け、中学3年生がギャラリーに、高校1年~3年生がフロアーに集い、5団体の報告に耳を傾けました。春以来の活動自粛により約5ヶ月遅れのようやくの実施でしたが、該当の生徒達は学年を超えて協力しながら準備し、自分たちの体験と学び、そこから見いだした課題を分かち合いました。
2020年度はすべての研修が中止、またはオンラインでの実施となり、生徒達は残念な気持ちでいっぱいでした。それでも、7月8月には、ピースアクションinヒロシマ・ナガサキやシアトル姉妹校夏期英語集中オンラインプログラム、JCI主催World Web Summitに次々と参加するなど積極的な様子がみられたのは嬉しいことでした。この秋には、在札幌米領事館主催の「リケジョのキャリアを考える」プログラムやICTカンファレンス2020への参加が予定されています。
制限ばかりが多く感じられる日常の中で、自分がやりたいことを見つけ、それに向かって前進を続ける生徒達はとても頼もしく見えます。仲間や上級生達の活動報告を聞きながら、次に自分が羽ばたくチャンスを逃さないために、今の私に何が出来るのか、何をするべきなのかに改めて気づかされた一日となったことでしょう。
今日の報告は以下の通りです。
シカゴ姉妹校短期交換留学プログラム
フランス ナント姉妹校短期交換留学プログラム
アメリカ プリンストン姉妹校短期交換留学プログラム
フィリピンエクスポージャー
ニューヨーク国連研修
今月21日の課題研究ミーティングで講師をしていただく、札幌医科大学医学部公衆衛生学の大浦先生がプロジェクトリーダーの「手洗い徹底活動プロジェクト」の活動の一つとして、本校の手洗い場にも泡石鹸をいただきました。
手洗い活動は大きな感染予防策であると考えられています。
生徒たちも正しい手洗い方法を確認しながら、泡石鹸で楽しそうに手を洗っています。
必要に応じて正しく手を洗い、引き続きみんなで感染予防に努めていきましょう!
2020年度 聖心通信 第6号を発行しました。
どうぞご覧ください。