聖心通信第4号を発行いたしました。どうぞご覧下さい。
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6月27日(木)視覚支援学校との交流会の振り返りと分かち合い
今日の宗教の授業は、先週行われたみこころの祝日記念行事の視覚支援学校との交流を振り返り、分かち合うことで始まりました。またウイーンの聖心からの短期留学生Sonokaさんも、ウィーンの聖心の祝日行事について分かち合ってくれました。
札幌聖心と視覚支援学校との交流は、40年前に藻岩合同登山で始まりました。現在は共にゲームをしたり、語り合ったり交流のひとときを過ごします。今回の振り返りから一部を紹介します。
「視覚支援学校の皆さんは、開会式のときからとても明るく接してくださり、緊張もすぐにほぐれてしまうほどでした。交流会に、私は『相手の靴を履いてみること』=『相手の立場に立って考えてみること』を身をもって体験するつもりで臨みましたが、それは皆さんにとってもそうであったと気づきました。今までの行事の中で、最も大きな気づきを得た心持でしたが、帰りのバスで、この交流会が40年の歴史に幕を閉じてしまったんだと思うと、とても口惜しい気持ちになりました。そして気づきを得たことで、札幌聖心の本当の生徒になることが出来たと思いました。」
「視覚支援学校の皆さんの温かさに触れ、お互いを支え合う重要性を再認識しました。積極的に話しかけてくれたおかげで、初対面でもすぐに打ち解け、楽しい雰囲気が広がりました。交流会を通じて、異なる視点や経験を共有し、多くのことを学びました。大きな学びと気づきをもたらし、私たちの視点を広げてくれた今回の経験を忘れずに、今後の生活や人間関係に活かしていきたいと強く感じました。」
「視覚支援学校の生徒の皆さんは、初めましての私たちにとても明るく優しく話しかけてくださり、交流会の一日を通して、人のあたたかさに触れることができ、私も関わる人に思いやりの気持ちを思って優しくあたたかく接することができる人でありたいと思いました。 皆さんと交流する機会が得られたこと、交流会を通して、今までとは違う立場で物事を考えるきっかけやたくさんの学びを得られたことに感謝しています。」 「今回の交流会で驚いたことは、全盲生の方が私を声のトーンで認識されていた事です。 生徒会の方と事前のリハーサルで少しお話しただけで、翌日の交流会で「この声はMさんですね」と言われ、驚き、感心してしまいました。私は、人の名前と顔を覚えることが苦手です。そのため、声のトーンで名前や役職を覚えていただいたことにとても感動し、驚きました。」
「私は人見知りが激しいタイプでいつも相手から来てくれるのを待っているので、今回の交流会は自分から話しかけられることを目標にしました。自分から話しかけることはできましたが、同じ班の方が積極的に話しかけてくださり、とても楽しい1日を過ごすことができました。介助体験では、前日に学校で練習したこととは違い、環境が変わったことで一層恐怖心が増しました。校内だけでなく、通学や外出など、公共交通機関でもどんなに大変な思いをしておられることかと痛感しました。」
高3特別プログラム「北海道の思い出作り」を実施しました!
6月26日(水)は、待ちに待った高3特別プログラム「北海道の思い出作り」の日、4時間目終了と同時にバスに乗り込み、次第に青空の見え始めた中、留学生を含めた26名が元気よく出発しました。
最初の目的地はサッポロビール園。姉妹会執行部によるウーロン茶での乾杯を皮切りに、賑やかな食事会が始まりました。名物ジンギスカンを前におしゃべりもお箸も止まりません。1時間30分の制限時間があっという間に過ぎ去りました。
パンパンに膨れたお腹をさすりながら、次の目的地、白い恋人パークへ。予定時間が迫る中、チョコレートファクトリーでは工場見学もそこそこに、それぞれ好みのソフトクリームを堪能しました。
帰りのバスではいつも通り沈黙で一日を振り返り、気持ちを切り替えることが出来たようです。
大切な仲間たちと一緒に、まさに北海道、札幌らしさを満喫できたこの一日を、皆はきっと忘れることはないでしょう。
今年度の聖ソフィア祭について
今年度の聖ソフィア祭は7月12日(金)に予定しております。本校での最後の聖ソフィア祭となりますが、高校3年生1クラスだけでの実施となるため、安全管理面からも外部公開は行わない(※)こととなりましたので、この日はご来校いただけないことをご了承ください。
(※)部分的に家族限定で公開(参観希望集約済)することになっています。
6月19日(水)Sr有田による課題研究ミーティング
今日の課題研究ミーティングは、長年フィリピンで働かれ、ローマ本部でも勤務されたシスター有田が、ヨーロッパ、南アメリカ、アジアの聖心会のシスターたちが移民や先住民のために働く様子を話してくださいました。
また、フィリピンの歴史や多様な言語、文化、宗教、社会の抱える様々な問題、特に教育についてのお話の後、シスターが2004年に援助の必要な地域での幼稚園設立から始まった聖マグダレナ・ソフィア基金の活動について話してくださいました。
幼い子供たちが瞑想する姿を見て、「聖心のこどもだ」と感じました。おとうふ製造プロジェクトなど色々な女性支援プロジェクトの創意工夫に感心しました。
コロナ禍の中での活動のお話には、昨年のタイ体験学習で、プラティープ財団で伺った活動を思い出し、大変な時に一致団結して協力し、乗り切るエネルギーを大切にしたいと思いました。
最後にフィリピンでのボランティアを終えた方々が、共感をもってかかわった体験の振りかえりを分かち合っていただき、自分とのつながり、他者とのつながり、自然とのつながり、神、命の源とのかかわりによって、自分が変えられ、社会をも変えることを学びました。
これから夢をもって「希望のつくりて」となっていきたいと思います。