中学2年生のグローバル探究の授業では、11月26日に「醤油絞り体験」をしました。福山醸造株式会社より4名の講師の方が来校されました。まず、トモエの歴史や地域による醤油の違いなどをご紹介いただきました。次に、醤油がどのように作られているのか、その製造工程を詳しく教えていただきました。そして、実際にもろみから醤油を絞る体験をしました。自分たちで絞った醤油は、容器に詰めて打栓し、ラベルを貼って仕上げました。最後に4種類の醤油のきき味もさせていただくことができ、とても充実した有意義な時間となりました。日本の伝統的な味覚と北海道の大地に根差した企業の取り組みについて知り、日常の食が多くの人の働きによって支えられていることを再認識することができました。海外の人々の交流の機会にもその経験や知識を活かしていってほしいと思います。
生徒のふりかえりの一部を紹介します。
- 「こうじ」を作るのにも長い年月をかけて、何工程もかけて醤油が作られているのを知って、1滴1滴がすごい頑張りで作られているのだとわかりました。今回私たちのために貴重なこうじを使わせていただきありがとうございました。自分で絞った醤油は家族で大切にいただいています。このような体験をさせていただき、本当にありがとうございました。
- 醤油絞りを体験するなんて思ってもいなかったし、あまり醤油について知ることがなかったのでびっくりすることがたくさんありました。醤油を実際に絞ってみて、最初はすぐにできるし楽ちんだと思っていましたが、私たちの班は失敗してしまって、終わるのが一番遅かったです。4種類の醤油をきき味させていただき、それぞれに味が違いました。地域によってつくる醤油の味が変わること、「白醤油」があるということの2つが一番心に残っています。海外の方と交流する時などには今回の経験を無駄にすることなく醤油についてお話したいと思っています。
- 醤油をそのままなめてみると、すごくしょっぱかったのですが、家に帰り「卵かけごはん」を食べたら、ものすごくおいしかったです。すごく貴重な体験でした。醤油づくりの大変さを知り、ありがたみを感じることができました。ありがとうございました。
- 今回、醤油絞りを体験して、今まで醤油の作り方や種類などを考えたこともなかったのですが、あらためて醤油のことを知ることができました。普段は醤油だけを味わうことはないのですが、今回きき味をしてみて醤油そのものがコク深く味わい深いものなのだと気づきました。今回の学習を通して、普段の食事でもとても労力や時間をかけられたものなのだと考えてから口にしたいと思いました。