誕生日のお祝いの朝食で 幕を開けた国連研修初日は、国連NGO RSJ at UN代表のSr.Sheria Smithと インターンのSr. 山本千尋による、「国連における聖心の活動紹介」から始まりました。普段身近な存在である聖心会の教育の使命と国連の世界をより良くするための使命が重なることを改めて知り、国連研修の意味がより深く理解できました。
その後、聖心女子大学の卒業生で、国連事務局アジア太平洋部勤務の倉持奈央子氏の「予防外交」の講話をうかがい、国レベルの平和を守る努力も人と人との間の平和も同じように、対話が大事だとわかりました。また「 共生」を意識した学生時代から今に至る学びの日々に ついて分かち合って頂き、未来を考えるきっかけになりました。
午後に講話して下さったUNHCR職員の Ms. Dana Sleiman の、詳細なデータと現地での体験に裏付けられたお話に、難民問題が遠いものではなく、私たちの問題であることを実感しました。ロヒンギャ難民の問題を始め、日本の難民受け入れに関して等次々と質問させて頂き、今まで日本の側からの考えしか聞く機会のなかった私たちには、新たな気づきをいただいた貴重な時でした。
その後世界人権宣言のビデオ作りをし、振り返りと分かち合いの後、聖パトリック大聖堂で祈りを捧げ、すっかり暗くなった中を宿舎に戻りました。