12月5日(木)追悼 中村哲先生 4日、パキスタンとアフガニスタンで30数年間人道支援に取り組んでおられた「ペシャワール会」現地代表で医師の中村哲先生が襲撃により、逝去されたとの報に言葉もありません。 本校40周年記念講演においで下さった時、親しくお話して、「聖人とはこのような方のことだ」と強く感じたことが忘れられません。 揮毫して下さった色紙の「誰も行かねば行く。誰もやらねばする。」という言葉は、アメリカで最初の女子大Mount Holyoke College(当時はキリスト教女性宣教師育成の神学校)を創立したMary Lyon女史の"Go where no one else will go, do what no one else will do"(「誰も行かないところに行きなさい。だれもやらないことをなさい。」)にちなんだお言葉です。 中村哲先生の深い想いが伝わる色紙を眺めながら、その献身のご一生を想います。 修道院では、本日、夕のミサを先生のため、またご遺族とペシャワール会の方々、先生が命を懸けられた現地の方々のためにおささげします。
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セントクリストファーホスピスとシシリーソンダース女史
10月20日(月) しばらく本校に滞在されたダブリンの聖心の卒業生Mrs. Denise Bradyが英国に帰国されました。 先週は、宗教の授業で、長年働かれたロンドンのセントクリストファーホスピス(St. Christopher's Hospice)やその創設者で「近代ホスピスの創始者」と言われるシシリー・ソンダース(Dame Cicely Mary Strode Saunders)女史についてお話されました。パワーポイントは「あなたはあなただからこそ大事なのです。人生の最後の瞬間まであなたは大事なのです。」(“You matter because you are you and you matter to the last moment of your life”)と言うソンダース女史のお言葉で始まりました。死と向き合う人々のケア(世話と看取り)だけでなく、ケアに関する研究と教育の場として、また、死と向き合う一人ひとりの家族や友人たちも大切にケアするその精神と実践を学びました。 また、11月にダブリンで予定されている高校卒業50周年の同窓会を楽しみにされ、聖心で育まれた友情が宝だと話して下さいました。授業の後、生徒たちからの質問やコメント、手紙を大変喜ばれました。 高校三年生の案内で、寄宿舎も熱心に見学されました。