12月23・24日の二日間、東京大学生産技術研究所 An棟で開催されたPDA主催の大会に、高校2年生3名が参加してきました。即興型英語ディベートは、SGHの活動の一環として高2全員がGI(グローバルイシューズ)の授業時間に後期から行っています。今回は、その中から選抜された3名が出場しました。全国59校64チームの参加がありました。
会場は、今回の論題を予想して準備に余念のないグループ、作戦を話し合っているグループなど緊張と活気にあふれていました。校内で、顔見知りの仲間と行うディベートとは一味も二味も違います。参加した3人は、初戦こそ緊張した表情をしていましたが、相手から学ぶ姿勢を持って臨んでいるのがとても良かったです。予選4試合の結果は2勝2敗。第2試合では、ベストディベーターにも選ばれました。
2日目には、予選で好成績の8チームによる試合を見学しました。強豪チームの試合はとても刺激的で「なるほど、こんな表現をしていけばいいんだ」「そうか、そういう視点もあるんだ」など、メモをとって試合を見学していました。彼女たちの順応力、吸収力の高さに引率者も感心しきりでした。
今回の論題を紹介します。どれも深く考えさせられるもので、参加者の3名は試合終了後もこれについて話を続けていました。
予選1Universities in Tokyo's 23 wards should limit the number of new students. 東京23区内の大学は、学生の受入数を制限すべきである。
予選2Reporting real names of victims should be prohibited. 犯罪被害者の実名報道を禁止すべきである。
予選3 Glade-skipping should be introduced in compulsory education.義務教育での飛び級を導入すべきである。
予選4 Government should restrict the time spent on online games. 国は、(PCおよびスマホの)オンラインゲームの利用時間を規制すべきである。
準々決勝 Promoting studying abroad for Japanese students will save Japan. 日本の生徒・学生に対する海外への留学促進は日本を救う。
準決勝 Automatic driving cars does more good than harm. 自動運転車は、害よりも利益をもたらす。
決勝 Development of AI weapons should be banned. AI兵器の開発を禁止すべきだ
これらを論題の発表からわずか15分間の準備時間で、考えて、調べて、まとめ、論理的に、わかりやすく、説得力をもたせて英語を使って発表していく高校生たちの姿に明るい未来を感じずにはおれません。