8月31日(木) 北海道上川郡美瑛町
高校1年生6名は、4月から探究を重ねてきた美瑛町を訪問しました。
美瑛町は農業と観光業をメインに町の活性化を図っている場所です。
「丘のまち 美瑛」という言葉の通り、なだらかな丘陵地帯に、パッチワーク状の
畑が広がり、いよいよ初秋を迎えた高い空とあいまって、とても美しい風景に
酔いしれました。
故前田真三氏の拓真館では、風景の美しさを写真という形で味わいました。
その後、青い池を訪問しました。昨年は台風の影響で訪問が叶わなかったところです。
神秘的な青がとても美しかったです。
途中、韓国からの観光客からも話しかけられ、またすれ違う人たちの言語が多種多様でした。
この地が観光地として、世界から人が訪れているのだと実感しました。
その後、観光協会の方の計らいにより、新しく建設された十勝岳防災シェルターを訪問しました。
十勝岳が噴火した場合の避難場所として、救出を待つ滞在場所としての
機能を備えているそうです。
昼食はご当地メニューの「美瑛カレーうどん」をおいしくいただきました。
地産地消に少しでも貢献したいとメニューを決めています。
私たちが食べたうどんは、ちょうどポスター1枚分の広さの小麦を消費したことに
なるのだそうです。
午後は、町役場に移動し、美瑛町の農業や観光、美しい村連合についてのお話を伺いました。
事前に探究学習として調査し、まとめてきたことから、それぞれが聞いてみたいことをもって臨みました。
係の方々の、美瑛町への思いやお仕事の様子について垣間見ることができました。
また、美瑛町の観光のこれからについて、高校生としての意見に耳を傾けてくださいました。
双方向の交流ができたことが何よりうれしい時間となりました。
これから、美瑛町で得たことや調べてきたことをもとに、「人との共生」の在り方について
考えていくことになります。
美瑛町の多くの方々に支えられて、無事に研修を終えることができました。
生徒たちに、現地でしか得られないことや味わえないことを分かち合っていただきました。
改めて美瑛町の方々に、心より感謝申し上げます。