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シエラレオネ支援の「ともに歩む会」菅野代表からのお手紙

Category : 活動の軌跡

 シエラレオネ共和国は、西アフリカの大西洋に面した人口は約800万人弱の小国で 、1991年から約10年間の大変な内戦がありましたが、現在は、表面的には平和になりました。世界の最貧国の1つであり、約4割の子どもは小学校に通っていないと言われます。

   現地で働かれた「ご聖体の宣教クララ修道会」のシスター根岸やシスター吉田、また、 現在も現地にとどまっておられるシスター白幡とのご縁で、子どもたちに給食支援をする 「ともに歩む会」に献金を送り続けてきましたが、閉校にあたって、57回生が、最後の献金をお送りしたところ、菅野代表から温かいお言葉をいただきました。もう一人ひとりに届けることができないので、57回生をはじめ、今まで支援したすべての卒業生へのメッセージとして、HPに載せる許可をいただきました。これからもシエラレオネを心にとめて、祈りましょう。

 

   札幌聖心女子学院の皆さんへ

   今年、札幌聖心女子学院を卒業された26名の皆さん。ご卒業、本当におめでとうございます。

   皆さんが伝統ある札幌聖心女子学院の最後の卒業生だと聞きました。皆さんが札幌聖心女子学院で57回目の卒業生であることを心から感謝し、喜んで巣立って行かれたことをシスター田口からお聞きしてとても感動しました。本当に素晴らしい学校で学ばれたんですね。

   そして、札幌聖心女子学院で学んだことは皆さんの大きな力となってこれからの生涯を祝福のあふれたものと導いてくださるものと信じます。 

   札幌聖心女子学院の卒業生であることに誇りを持って、地の塩、世の光として歩んで行ってください。

   さて、この度は、シエラレオネの子ども達のために、5万円もの支援金を送ってくださって、本当にありがとうございます。少ない人数で、こんなに大きな支援金を寄せてくださったことに驚き、感激しています。この支援金は西アフリカの貧しい国シエラレオネにあるOLG学園の子ども達のために送ります。下の写真は、OLG学園高校2年生の女の子です。いつもこのような恰好をしているわけではありません。学校の文化祭で、自分たちの地域に伝わる伝統的な踊りを研究して発表した時の写真だそうです。この発表を通して、彼女は将来伝統的な踊り手になりたいという夢を持ったそうです。だれもが夢を持って歩んで行ける平和な世界を作って行きましょう。

   2025年3月6日                                            ともに歩む会代表    菅野勝治郎