10月17日(火)オンライン中3国連研修2日目
国連グローバル・コミュニケーション局のMr. Felipe Queipoが急病で、お話は延期となり、代わりに、シスター田口からシスターが2年前の国連ハイレベル・ポリティカル・フォーラム開催の時のサイドイベントで発表したSDGsゴール10についての提案と、札幌聖心のMDGs・SDGsの教育についてのお話を聞きました。札幌聖心の生徒が長年、様々なAdvocacy(支援活動)に取り組んできたことを知り、他人事でなく自分事として、私たちも取り組んでいこうと思いました。
国連NGO聖心会代表のSr. Margaret Mwariliからはケニアの教育について、また東アフリカでの聖心会の教育活動についてお話を伺いました。 2017年からケニアでは学習者中心の能力ベースの教育(Competency Based Curriculum)になり、8-4-4 制から2-6-3-3-3制になったそうですが、課題も多く、 貧しい地域の子どもたちが取り残されている現状だそうです。特に女子は教育の恩恵を受けることが少なく、聖心会では、教育が行き渡るように、ウガンダ、ケニアの援助を必要とする学校で色々なプログラムで教育支援をし、今も新しい学校を海外からの援助を募って建設中です。私たちも梅干し弁当等で応援していきます。
国連UNHCR協会の天沼様からは、難民の支援について、とても分かりやすく説明していただきました。この10年間で紛争だけでなく、深刻な気候変動によって、世界の難民の数が2倍以上になり、現在1億1千万人が難民となったことに、国内避難民も難民として支援を受けられるようになったのは緒方貞子さんのおかげであることなど教えていただきました。難民は「困難に立ち向かう民衆」であるというお言葉が心に残りました。教えていただいたように、まず「知る」こと、そして、周りの人々に「広める」こと、積極的にイベントに「参加する」こと、そして最後に「寄り添う」ことを意識して行っていきたいと思います。
一日の振り返りを分かち合い、講師の方々のために祈り、Mr. Felipeが早く回復されるように祈って2日目を終えました。