タイ体験学習
7月29日(土) 第16回タイ体験学習の一行(生徒17名、引率4名)が全員元気に帰国しました。毎日朝の祈りで始まり、毎夕の振り返りと分かち合い、夕の祈りで終わる日々は一人一人を大きく成長させました。以下日々の様子です。
7月22日(土)午後バンコク到着、いつも温かく迎えてくださる宿泊場所の聖ガブリエル修道会経営の研修センターに着くと、一人ひとりにジャスミンの花飾りが贈られ、タイに着いた実感が湧きました。その夜は、センター長とスタッフの方々がタイのマナーを実演してくださるマナー講座がありました。
7月23日(日)王宮などバンコク市内の見学の後、聖心女子大学の卒業生で、アサンプション大学で日本語を教えておられた佐野浩子先生から講話をいただきました。日本語を教えるということは生徒に寄り添うことであるというお言葉が心に残りました。夕食後、交流する高校を紹介してくださったポンピック先生が来られ、皆でお礼を申し上げました。
7月24日(月)タイの高校生との交流の日です。Triamudomsuksanomklao校では、盛大な歓迎を受け、美しいタイ舞踊に感嘆した後、合唱や踊り「よさこいソーラン」を発表し、大喝采をいただきました。あたたかい歓迎に感動し、日本語科の生徒たちとの交流も忘れられないひとときでした。この日は佐野先生とお母様が湖畔のレストランにご招待下さり、タイのお料理を楽しみ、深く感謝しました。
7月25日(火)世界遺産アユタヤ遺跡を見学し、ガイドのヌイさんからタイの歴史について学びました。特に平和について考えさせられました。
7月26日(水)バンコク最大のクロントイスラムで、教育と生活改善のために一生を捧げるプラティープ財団創始者プラティープさんを訪ね、今までの活動とコロナの間の支援活動、そして保育園やスラムを見学し、深く考えさせられました。日本からのボランティアの方々ともお会いし、献身する生き方を学びました。 夕方は仏教寺院を訪問し、僧侶の方からお話を伺い、瞑想を体験しました。
7月27日(木)淡水と海水の混ざりあう中に生えるマングローブは津波や洪水を防ぎ、二酸化炭素を吸収して気候変動を緩和します。今日は、日本向けのエビの養殖などのために伐採されてしまったマングローブの植林をして、環境を再生することを学びました。
夜はセンターの皆さんがお別れのパーティーをしてくださり、別れを惜しみました。
7月28日(金)午前中は静かにこの研修を振り返り、それぞれがこの研修のシンボルとなるものを分かち合いました。昼食後、センターの方々にお礼のあいさつをして、佐野先生が教えておられたアサンプション大学に行き、歌やよさこいを発表した後、大学生や訪問中の高校生と交流しました。本校の卒業生で、24年前の第一回タイ体験学習に参加し、現在はタイで日本語の先生たちを教えている橋本愛子さんも来てくださいました。 最後に副学長のアムナイ神父様の司式される英語のミサにあずかりました。朗読、共同祈願、神父様との質疑応答など、ほとんどが英語でしたが、タイ語で共同祈願をした生徒もいました。ごミサの後、名残を惜しみながら空港に向かい、深夜便で帰国しました。
今回のタイ体験学習は、祈りと沢山の方々の温かいご支援で実現したことを感謝し、学んだことを生かしていきたいと思います。