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3/29 アメリカ姉妹校ルーツの旅

Category : 活動の軌跡

3月29日 アメリカ姉妹校ルーツの旅

 中学2,3年生希望者対象の10日間の「アメリカ姉妹校ルーツの旅」が終わりました。中西部セント・ルイス近郊の姉妹校2校を訪問交流し、1818年、その地に最初の学校を建てた聖フィリピン・デュシェーンについて学び、祈り、交流し、振り返りと気づきのうちに聖女からのメッセージを受け取る旅でした。聖女が建てた丸太小屋の学校は、今はありませんが、セント・チャールスの学校は、1835年に建てられた校舎の両側に1840年以降に建てられた建物があり、『若草物語』の家のような建物に宿泊して温かい歓迎を受けました。夜遅い到着、朝5時出発時も卒業生や保護者の方々が駆け付けて、快く運転してくださいました。聖フィリピン・デュシェーンの聖地を守るという気持ちが、この学校の中にあふれ、生徒は私たちが入室すると起立し、男子も“Hi”でなく、”Good Morning” ”Good Afternoon”と挨拶するマナーとおもてなしの心に打たれました。こちらは中学までの男女共学、そして、もう一校のヴィラ・デュシェーンは小学校までが男女共学、中高が女子校です。昨秋からシスターコリンズに英語を指導していただいた一人ひとりもしっかりと札幌聖心紹介のパワーポイントや、校歌・英語暗唱、SDGsの歌と踊りなどの発表を2校で4回行い、折り紙や、日本語を教えて大変喜ばれ、最後はバディとハグで別れる聖心家族ならではの交流に心和みました。早速Academy of the Sacred Heart のウェブニュースに札幌聖心の訪問の記事が載ったと送られてきましたので、巻末に紹介します。

 また、西部への玄関口と言われたセント・ルイスの博物館で、西部開拓の歴史を、イリノイ州のリンカーン記念館で奴隷解放の歴史を学ぶ旅でもありました。

 毎朝、毎晩祈りをともにし、振り返りを英語や日本語で分かち合い、シスターコリンズのおいしいお料理をいただいて、皆も家族のように過ごしました。このプログラムの企画と準備をしてくださったシスターの献身に、聖フィリピン・デュシェーンの燃える想いを感じ、日本で祈ってくださった方々、細やかに温かく迎えてくださった方々に感謝でいっぱいの旅でした。 毎朝日英2か国語で唱えたあちらの姉妹校のこの祈りが、新学年度を迎える全校生徒の上に実現するようにと祈ります。

 「恵み豊かな神様、私たち一人一人の中にひとすじに信じる心を注いでください。知的な価値に敬意を払い、他の人々、特に最も困っている人々に奉仕したいという熱い願いを与えてください。共同体つくりの力を与え、自分の成長のための誠実な努力をするよう導いてください。私たちがいつも勇気、信頼と自信、思いやりと共感、誠実さにあふれる人として行動できますように。アーメン」

(Gracious God, Instill in each of us a bold faith; A deep respect for intellectual values; A passionate desire to serve others, especially those most in need; An instinct for building community; And a profound and honest commitment to our personal growth. May we always act as persons of courage, confidence, compassion, and integrity. Amen)

姉妹校セントチャールズ校の学校新聞より(本校訪問記事)