今日はニューヨーク国連日本政府代表部の細川香宣参事官・防衛駐在官から 国際平和協力活動についてお話を伺いました。
また、本校33回生で、同代表部総務部会計班勤務の新目久美子さんに、コロナ禍のアメリカの状況や難民、移民について、留学や永住権などのお話を伺いました。
そして、元国連NGO聖心会代表でオランダ人弁護士である Sr.Cecile MeijerからAdvocacy(苦しむ人や破壊される環境を支援する運動)の授業を受け、Advocacyとは、「気づき、関心を寄せ、学び、深め、調整・準備し、行動し、ふり返り、評価する」というスパイラルの繰り返しを重ねることだと知りました。
活発に質問してシスターに褒めていただきました。
午後からは、高1全員で、国連UNHCR協会難民支援活動広報担当天沼耕平様から難民支援についてお話いただきました。
最後に同協会北海道支部の山下芳香様から、「ウガンダは難民受け入れが経済に良い結果をもたらすという考えに基づいて世界で3番目の難民受け入れ国である」と伺い、前日の講師のお話に同じ考えがあったことを想い出しました。
振り返りの分かち合いの最後は祈りになりました。
「日本政府代表部の方や、元国連NGO聖心会代表等、普通では聞けない方のお話を聞くことができました。国連PKO(平和維持活動)では7割がアフリカの話題で、様々な支援があるということから、アジア・アフリカ地域での紛争は私達の言葉では伝えられない程の酷さであることを改めて感じました。その中でも、『守る相手の信頼を得るにはどうしますか』
という質問に、やはり、『至誠』(まごころ)だとお答えになり、心に響きました。また、advocacyについて学び、とにかく今の世界の現状を書いて訴える事を最優先するべきということを知りました。午後は、難民が増加している現在、コロナ渦で差別や生活苦が増加していることを学びました。この2日間、多くのことを学びました。全ての方が共通の言葉を発していました。「私たちは協力し合わないといけない」ということです。現在、コロナ禍で直接会えず、オンラインなどで繋がっていますが、協力しあうことで、難民の方々に対してできることがたくさんあるということを学びました。この研修もあと残すところ1日です。明日も良い研修となるよう精一杯取り組みたいと思います。」(振り返りノートより)