保健の授業では、高齢者疑似体験・片マヒ体験を行いました。高齢者疑似体験では、おもりを入れたジャケットやメガネ、手袋、肘や膝に装具をつけます。どっしりとした体の重み、視界がぼやけて視野が狭くなる感覚、関節の曲げ伸ばしの不自由さなどを体験します。片マヒ体験では、装具で片側を固定し、不自由さやバランスをとるのがいかに難しいかを体験します。体験を通して、「高齢者や麻痺のある方の大変さを実感した」、「自分の祖父母と関わるとき、公共交通機関に高齢者が乗っていらしたとき、困っている人がいらしたときに、率先して支える気持ちを持ちたい」や「高齢化が進んでいるので、介護する立場となることも視野にいれて考えていかねばならない」、「高齢者や麻痺のある方が生活しやすい空間づくりをするべき」、「高齢者をもっと労わることのできる社会にならなければならない」、「今の食生活や運動習慣から見直したい」など、さまざまな声が聞かれました。