お知らせ

札幌聖心女子学院は、2025年3月末をもちまして、その歴史に幕を下ろすこととなりました。

本校は、1963年に日本で7番目の聖心姉妹校としての創立以来、イエスの聖心(みこころ)の愛を学び、「魂を育てる・知性を磨く・実行力を養う」を教育理念に、社会福祉教育をはじめとして、「思考力・判断力・表現力」を育てる教育を教科横断型授業や、国連の「世界開発目標(MDGs)」、「持続可能な開発目標(SDGs)」の教育を通して更に促進してまいりました。
そうした中、「スーパーイングリッシュラングエージハイスクール(SELHi)」、「国際バカロレア(IB)教育調査校」に続き、文部科学省より「スーパーグローバルスクール(SGH)」の研究指定を受け、ICTリテラシー教育とともに推進するなど、世界に目を向け、世界規模の課題を自分ごととして、振り返りと気づきのうちに、自分には何ができるかを考え、アクションプランを策定して実行する教育を推進しながら、様々な分野で幅広く活躍する賢明な女性を数多く輩出してまいりました。

しかしながら、少子高齢化等による生徒数減少等の影響などを受け、残念ながらその歴史を閉じることとなりました。
ここまで、数多くの卒業生ならびに保護者の皆様におかれましては、本校の教育活動に多大なるお力添えを賜りましたことに、改めて心より感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。

ある生徒から、このような言葉が聞かれました。
「札幌聖心で私たちはイエスのみこころの愛を学びました。『決してあなたから離れず、置き去りにしない』とのお言葉を心に刻み、すべての人々が同じように神様に愛されていることを伝えるよう導かれました。札幌聖心は、いつも私たちの心と言葉の中にあります。
私たちは、蒔かれた種は必ず芽吹いていくとの希望に満たされ、感謝しました。

札幌聖心女子学院はその長い歴史に幕を下ろすこととなりましたが、学校法人聖心女子学院は、今後も、一人ひとりが世界の一員としての連帯感と使命感を持って、より良い社会を築くことに貢献する賢明な女性の育成に努めてまいります。
今後とも、本学院の教育活動を温かく見守っていただけますと幸いです。

なお今後、各種証明書の発行や同窓会のご案内につきましては、学校法人 聖心女子学院 法人本部にて承ります。
詳細は、本サイト内の「卒業生の方」ページをご覧ください。