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10月11日国際ガールスディ 国連NGO聖心会”Girls Speak”に高3生が参加します

Category : 活動の軌跡

9月22日(金)

10月11日は世界の少女たちを力づけるために国連が制定した「国際ガールスデイ(International Day of the Girl)」です。

国連NGO聖心会は他のNGOと一緒に、世界の姉妹校生や準姉妹校生がメッセージを発信する“Girls Speak”というイベントを共催します。日本からもスピーカーをということで、急きょ、札幌聖心生にスピーチを依頼され、2、3日しか余裕がなかったのですが、高3生が教育についてのスピーチ(“How Education is transforming my life”)を準備して送りました。日本時間10月11日早朝にオンラインで開催されます。

 

9月21日(木)夏期研修報告会 とシスターホッフェルの講演  

Category : 活動の軌跡

 この夏の様々な体験学習や研修に参加した生徒たちの報告会がありました。  

 タイ体験学習に参加した高2、高3生は、タイの歴史を学び、高校や大学を訪問して交流し、スラムを訪問して助け合いながら生きる人々の姿に触れ、開発により破壊の危機に直面しているマングローブの林を再生するためにマングローブの植林を行うなどの研修を通して学んだことを発表しました。  

 日本の聖心姉妹校5校の高校生のワークショップSOFIS (今年度主催小林聖心)は、「多文化共生社会の実現」について貴重な講演や、難民、外国籍の方々支援のフィールドワークを通して学んだ充実したの研修を分かち合いました。

 国際ソロプチミスト主催「ガールズサミット」の参加者は「夢を叶えるために大切なこと」について世界や社会の状況、環境問題にどうかかわるかについて、仲間となった参加者と共に考えた実り豊かな時間について報告しました。

 宇宙航空や地球環境に対する意識を高めることを目的とした宇宙航空研究開発機構JAXA主催「大樹エアロスペーススクール」の参加者は、モデルロケットの制作・打ち上げや北海道スペースポートと宇宙のまちづくりについての学びを通してネットワークが広がり、未来が楽しみになったことを分かち合いました。

 報告会の後、9月24日の難民移住移動者の日を前に、現在の聖心の教育の4つのテーマの一つ「移住する人々を歓迎する」について、来日中のシスターホッフェルの講演会がありました。

 シスターは9年前にアメリカに帰国されるまでの50年間日本で働かれ、最初は、東京の聖心インターナショナルスクールで教え、その後、長崎から移住した方々のために名古屋の教会で活躍し、やがて、難民移住移動者委員会で、フィリピンや南米、アフリカの諸国からの移住者や難民の方々のために働かれました。現在はニューヨークで難民や移民、ホームレスのために活動しておられます。コロナ禍の前の6回のNY国連研修生を現地で引率してくださいました。

 「聖心の教育が信じているのは、一人ひとりが神様から贈られた存在であり、世界の中で、自分でなければ成し遂げられないユニークな使命を持っていることです。」「私たちは『習慣も、文化も歴史も国籍も食べ物も考えも異なる移住してくる人々を歓迎する』という聖心の生徒としての使命をどのように果たすことができるでしょうか。」という言葉に始まり、難民や移住してくる人々の現状や、聖書のメッセージ、フランシスコ教皇のメッセージについてお話し下さいました。「一人ひとりが他者に対して開かれた人生を送るように」とのお言葉が心に残りました。

 

46回生藤原祐希さんによるウガンダJinjaの姉妹校訪問

Category : その他

「エイズ孤児支援のNGO、PLASの海外事業担当としてウガンダ、ケニアで活動している46回生の藤原祐希さんが、ウガンダのJinjaにある姉妹校で働くシスターたちを訪問して報告してくれました。(写真、前列右側が藤原さんです。隣はアメリカ人のミショナリーのシスター、他はウガンダの聖心会のシスターで後列左はPLASのインターンの方です。)

「ジンジャの聖心に行ってきました! Sr. Pricillianはじめみなさまとっても温かく歓迎してくださり、ウガンダに来て1番安全な場所だと感じました。他の聖心に行くのはこれが初めてのことでしたが、修道院も聖堂も、空気感、そしてなぜか匂いまで全く同じで、目を閉じてしまえば宮の森に瞬間移動したかと思うほど、たしかに繋がっているんだなと感じました。 修道院は1998年に新しく建てられたそうです。 チャペルは2箇所あり、子どもたちの学校までは歩いて20分くらい、お庭にはハーブや豆やバナナが所狭しと植えられています。 残りの写真は以下リンクに。

https://photos.app.goo.gl/Cz4uARu7omYouPed7

みなさんから、たくさんの愛と挨拶を、と預かっています。」 とのことでした。

ウガンダの聖心にも同じ愛のこもった空気が流れていることが感じられる写真でした。

7/22~29 第16回タイ体験学習 全員元気に帰国しました。

Category : 活動の軌跡

タイ体験学習

 7月29日(土) 第16回タイ体験学習の一行(生徒17名、引率4名)が全員元気に帰国しました。毎日朝の祈りで始まり、毎夕の振り返りと分かち合い、夕の祈りで終わる日々は一人一人を大きく成長させました。以下日々の様子です。  

 7月22日(土)午後バンコク到着、いつも温かく迎えてくださる宿泊場所の聖ガブリエル修道会経営の研修センターに着くと、一人ひとりにジャスミンの花飾りが贈られ、タイに着いた実感が湧きました。その夜は、センター長とスタッフの方々がタイのマナーを実演してくださるマナー講座がありました。  

 7月23日(日)王宮などバンコク市内の見学の後、聖心女子大学の卒業生で、アサンプション大学で日本語を教えておられた佐野浩子先生から講話をいただきました。日本語を教えるということは生徒に寄り添うことであるというお言葉が心に残りました。夕食後、交流する高校を紹介してくださったポンピック先生が来られ、皆でお礼を申し上げました。  

 7月24日(月)タイの高校生との交流の日です。Triamudomsuksanomklao校では、盛大な歓迎を受け、美しいタイ舞踊に感嘆した後、合唱や踊り「よさこいソーラン」を発表し、大喝采をいただきました。あたたかい歓迎に感動し、日本語科の生徒たちとの交流も忘れられないひとときでした。この日は佐野先生とお母様が湖畔のレストランにご招待下さり、タイのお料理を楽しみ、深く感謝しました。

 7月25日(火)世界遺産アユタヤ遺跡を見学し、ガイドのヌイさんからタイの歴史について学びました。特に平和について考えさせられました。  

 7月26日(水)バンコク最大のクロントイスラムで、教育と生活改善のために一生を捧げるプラティープ財団創始者プラティープさんを訪ね、今までの活動とコロナの間の支援活動、そして保育園やスラムを見学し、深く考えさせられました。日本からのボランティアの方々ともお会いし、献身する生き方を学びました。  夕方は仏教寺院を訪問し、僧侶の方からお話を伺い、瞑想を体験しました。  

 7月27日(木)淡水と海水の混ざりあう中に生えるマングローブは津波や洪水を防ぎ、二酸化炭素を吸収して気候変動を緩和します。今日は、日本向けのエビの養殖などのために伐採されてしまったマングローブの植林をして、環境を再生することを学びました。  

 夜はセンターの皆さんがお別れのパーティーをしてくださり、別れを惜しみました。  

 7月28日(金)午前中は静かにこの研修を振り返り、それぞれがこの研修のシンボルとなるものを分かち合いました。昼食後、センターの方々にお礼のあいさつをして、佐野先生が教えておられたアサンプション大学に行き、歌やよさこいを発表した後、大学生や訪問中の高校生と交流しました。本校の卒業生で、24年前の第一回タイ体験学習に参加し、現在はタイで日本語の先生たちを教えている橋本愛子さんも来てくださいました。 最後に副学長のアムナイ神父様の司式される英語のミサにあずかりました。朗読、共同祈願、神父様との質疑応答など、ほとんどが英語でしたが、タイ語で共同祈願をした生徒もいました。ごミサの後、名残を惜しみながら空港に向かい、深夜便で帰国しました。

 今回のタイ体験学習は、祈りと沢山の方々の温かいご支援で実現したことを感謝し、学んだことを生かしていきたいと思います。