進路支援

Course Support

VOICE

柴田 美音さん 41回生

世界に開かれた窓から

2016年3月
北海道大学医学部医学科卒業
2016年4月ー2018年3月
道内にて研修医
2018年4月
京都大マギル大ゲノム医学国際連携専攻 入学
(専攻課程の一部にて2019年4月よりマギル大学へ)

聖心の6年間
札幌聖心での6年間は必死に受験勉強するよりも、素敵な女性になることを目指した教育だったと感じております。いつでも笑顔で対応すること、さらには困っている方がいらっしゃることのないように気配りをすることを教わりました。それは実践に基づくもので、バザーや学校祭で、お声がけが必要な方を見つけると先生、シスター方がそっと側によりアドバイスをしてくだいます。その繰り返しが私たちを他者に立った視点を持って気を遣い、笑顔でいられる社会に貢献できる女性へと育ててくださったと感じております。また少人数教育のため一人ひとりの目標に応じた進学サポート、私の場合は医学部の試験に向けて朝授業や放課後の質問対応などいつも先生方が身近に応援してくださっているのを感じておりました。私が今まで色々なことに挑戦し続けられているのも6年間、深い愛情を持って育てていただいた目には見えない大切な時間があったからと思っております。

現在
科学の発展は目覚ましく医学の疾患のメカニズムの解明が進んでいます。しかしながらその全ては解明できておらず、まだ誰も見ていないもの、分かっていないことを見つけ出して、医療に貢献したいと思い研究の道に進みました。現在は研究者の卵として京都大マギル大学ゲノム医学国際連携専攻の博士課程2年生として、モントリオールで研究、勉強に励んでいます。

聖心の6年間、折に触れいつも世界に聖心ファミリーがいて、どんなところでもあなたたちを守ってくださいます、と言われ育ちました。留学準備のために訪れたモントリオールで聖心の姉妹校があることを知り、突然の訪問にも関わらず、温かく迎えてくださった先生のおかげで素晴らしいご縁に恵まれ、現在はモントリオール 聖心の先生のお庭の可愛いお家で留学生活を送っております。札幌聖心の創立を決めた時のお言葉として「ここは世界に開かれた窓」との通り、現在の留学に至っていると感じております。

聖心の始まりは1801年、フランス革命の時。女子教育の必要性を感じたマザーバラが学校を創立し、社会に貢献できる女性を育成することを目標にされました。それから200年の時を経てフランスからカナダ・モントリオール、そのルートとは別に日本・札幌へと広がりました。聖心会ファミリーの絆のおかげで、札幌聖心で育った1人の女性研究者の卵が遠く離れたカナダ・モントリオールへ安心して留学できることにつながったことをマザーバラがご存知になったら、微笑みながら「良かったわね、しっかり学びなさい。お祈りしているわ」とおっしゃることと思います。

井手 麻里子さん 43回生

BIOGRAPHY

ドキュメンタリー映画の持つ「人を動かす力」に魂を揺さぶられ、人の心に響くストーリー技法を追い求め、2015年に渡米。ニューヨークフィルムアカデミーにてドキュメンタリー映画制作を専攻。自分自身で撮影、編集をし、ストーリーコンサルタントとして現在活動している。その際、日本で生まれ、幼少期を南国マレーシアで、思春期を北海道の札幌聖心で過ごし、常に新たな文化に触れてきたマルチカルチュアルなバックグラウンドも、ドキュメンタリー映画を作る自分にとって大きな糧となっている。

自ら監督・編集を手がけた短編ドキュメンタリー"Little Red Lie"は全米各地のフィルムフェスに出品される他、米最大のドキュメンタリー祭 "DOC NYC"にて公式出品として注目を浴びる。帰国後、Cutters Studios Tokyoにて数々のコマーシャル映像に携わる。2019年からヤフー株式会社にてオリジナルドキュメンタリー作品のストーリーアドバイザーとして様々な作品に携わりながら、Freelance Editorとして多様な分野の映像編集を行う。

私にとっての札幌聖心

札幌聖心での5年半が今となって、自分にとってこんなに大きな糧となるとは思いもしませんでした。
Bloom where God has planted you. この言葉が私が札幌聖心で一番学んだことだと思います。父親の仕事の関係で南国マレーシアで幼少期を過ごし、日本人でありながら日本語が話せず、日本の習慣や文化に馴染めない自分が札幌聖心に来た真冬の2月。7年間太陽しか浴びてこなかった私にとって、物理的・精神的変化が大きく、苦しいこともありました。しかし、この期間に得た力は今世界を駆け巡る原動力となっております。カルチャーショックは必ず起きることだと思います。そしてそれに「対応する」ことはよくあることだと思います。しかし、札幌聖心では、変化に対して「対応する」「慣れる」ということではなく、”Bloom” 「咲く」ということを学びます。自分の置かれたどんな環境でもそこでできることに精一杯努力し、自分の力で挑戦するということです。次の日にはまた違う場所に置かれて、今までの努力や成果が無駄になったと思う人が世の中に溢れている中で、私はそれをチャンスと捉えることができます。世界は今変化というものに怯えているように感じられます。18世紀、混乱していた社会に女子教育が必要だと感じ20歳という若さで学校を設立した創立者聖マグダレナ・ソフィア・バラの強さは私たち卒業生にとてつもない影響を与えていると思います。

佐野 裕美江さん 44回生 NHK青森放送局 記者

札幌聖心での生活は「自分らしさ」を磨けた6年間でした。最も印象に残っているのは中学の卒業研究です。
「金魚すくい」についての身近な疑問について、書籍や論文だけでなく、専門家にも話を聞いて
論文を書き上げました。研究では担当の先生がマンツーマンできめ細かくご指導くださり、
好奇心に任せて学ぶ楽しさにやみつきになりました。

大学に入ってからは国際政治を専攻しました。インドのモディ首相による講演で、首相に質問した様子や
内容が国内外のメディアの記事になり、問題意識を持ち、真実に向き合おうとする姿勢の大切さを
強く実感しました。

こうした聖心での学びから、卒業後は報道記者となり、地域の文化や課題などを広く伝える仕事をしています。
「好奇心旺盛」という自分らしさに気づき、それを仕事にもできたのは、聖心での徹底したきめ細かな教育が
原点です。
ぜひみなさんが聖心で自分らしさを磨いて、社会へ羽ばたかれる姿を拝見できるのを楽しみにしています。

豊田 実和子さん 48回生 順天堂大学医学部医学科

札幌聖心女子学院では理系選択者が少なかったため、いつでも先生に質問をすることができました。
私は特に昼休みに先生に質問をするよう心がけ、疑問点をすぐに解決させました。

また、 英語ディベート大会や中国語発表大会などに参加することを通して、論理的思考力や
プレゼンテーション能力を向上させることができました。札幌聖心女子学院では、自ら考え、
行動するという、アクティブな姿勢で学ぶ習慣を身につける事ができました。

医学部では この能力がとても大切なので、早期に問題解決型学習の機会があって良かったと思います。

私は将来国際的に活躍できる医師を目指しています。現時点では研究にも興味があるので、 臨床研究を通し、医学の発展に貢献したいと考えています。